引っ越しの時や大型の家具の買い物、バーベキューやキャンプの際の道具の運搬など、軽トラが活躍する場面は多くあります。しっかり荷物を運べる上に小型で取り回しが良い点も軽トラの魅力です。軽トラも通常の軽自動車と同様メンテナンスが必要な車なのですが、具体的に何をすれば良いのかご存じでしょうか。そこで今回は軽トラのメンテナンスについてお話していきます。
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軽トラのメンテナンスについて
軽トラのメンテナンスは通常の軽自動車と同様ですが、人だけでなく大切な荷物や道具を運ぶ機会の多い車なので、通常の車と時よりもより入念にメンテナンスを行う必要があります。メンテナンスが必要な箇所を見極めるため、日ごろからメンテナンスが必要になりやすい箇所を点検する必要があるでしょう。メンテナンスには日常点検と定期点検の2種類がありますが、定期点検については専門の業者やディーラーなどに依頼する必要があるので、ここでは日常点検に焦点を絞って説明していきます。
ブレーキ点検
ブレーキの点検は軽トラの安全性を確保する上で必ず行う必要があるものです。ブレーキの点検方法については、ブレーキペダルの踏みしろやブレーキのかかり具合をチェックしましょう。そのほかにもブレーキ液量やエアブレーキの空気圧の上がり具合、排気音に異常がないか、パーキングブレーキやブレーキレバーの引き具合が適切かのチェックを行います。少しでも異常を感じた場合にはディーラーや専門の業者へ点検を依頼するようにしましょう。
タイヤ点検
タイヤの点検には、タイヤ・ディスク・ホイールの状態をそれぞれ確認していく必要があります。まずはディスクやホイールがしっかり取り付けられているか、ボルトが緩んでいないかを確認します。ここがしっかり取り付けられていないと、走行中タイヤが外れて事故の原因にもつながるのです。また、タイヤに関しては空気圧が適切か、亀裂や損傷がないか、摩擦ですり減って本来あるはずの溝が浅くなっていないかの確認を行いましょう。
バッテリー点検
バッテリーの点検に関しては、バッテリー液量が適量かの確認を行います。バッテリー液量が少なくなっていると、電気を貯められなくなりエンジンがかからない原因となります。また、最悪の場合バッテリーが爆発する可能性もありますので必ず定期的にチェックするようにしましょう。
原動機点検
原動機の点検には冷却水の量が適切なのか、ファンやベルトの張り具合、エンジンオイルの量の確認をする必要があります。
灯火装置等点検
灯火装置や方向指示器の点検も定期的に行う必要があります。点灯や点滅を正しくしているかの確認はもちろんのこと、汚れやヒビや傷などがないかも確認する必要があります。灯火装置や方向指示器の故障や不良は後続車からの追突の原因ともなり得るのでしっかりチェックしましょう。
ウォッシャー液量・噴射機構の状態点検
フロントガラスが汚れている際に役立つのがウォッシャー液です。車が走行する際フロントガラスは最も汚れが付着しやすい場所です。走行中についた汚れをすぐに除去する上でウォッシャー液は重要な役割を果たします。そのため軽トラの点検の際にはウォッシャー液の量や噴射機構に汚れが詰まっていないかなどを確認して、いつでもウォッシャー液が噴射できるように保ちましょう。
ワイパー点検
ウォッシャーの点検の際に合わせて行っていただきたいのがワイパーの点検です。ワイパーは噴射したウォッシャー液を広げた上でフロントガラスなどを綺麗にする上で大切です。加えて、雨の際に一定の視界を維持する上で重要な役割を果たします。ワイパーの点検ではワイパーゴムに劣化がないか、ワイパーブレードが錆びなどで劣化していないかの確認をおこないます。
エアタンク点検
日常点検をする時に忘れがちなのがエアタンクの擬水の確認です。これはトラックの下に潜り込んでコックレバーを引く必要があるので見落としがちですが、エアタンクの点検も忘れずに行いましょう。
オイル交換
軽トラの日常点検の中でも、とくに重要なものがエンジンオイルについてです。エンジンという軽トラの心臓部分ともいえる重要な部分の点検はとくに重点的に行う必要があります。
オイル交換の役割
エンジンオイルには潤滑作用があるので、エンジンのパーツが円滑に稼働するのを助ける役割があります。また、高熱になりがちなエンジンの熱を逃がしオーバーヒートを防ぐ役割も担っています。その他にも密封することで、エンジンから発生するエネルギーを逃さない効果やエンジン内の汚れを取り除くという清浄効果、エンジンが錆びて劣化することを防ぐ防錆効果などさまざまな効果があります。このような効果を適切に維持するにはオイルを綺麗に保つことが重要なのです。
オイル交換頻度
オイルの交換頻度に関しては走行距離や期間によって判断基準が異なります。ひとつの目安として、走行距離が3000km~5000kmに達した場合か、期間が3か月~6か月を経過した場合どちらかを満たしたタイミングで交換を行うと良いでしょう。オイル交換を怠ると前述のオイル交換の役割のうち、エンジン内を綺麗に保つ清浄効果が低下することになります。また、エンジンオイル交換は自分で行うこともできますが、手順を間違えると思わぬ事故につながる場合もありますので、オイル交換に自信がない場合にはプロに依頼をする方が安全で確実です。
まとめ
今回は軽トラの日常点検やオイル交換についてお話していきました。あなたの大切な軽トラと長く付き合っていくには、オイル交換などの日常点検によるメンテナンスが欠かせません。
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