コロナ禍によって大きな注目を集めているのが「移動販売」です。出かけた先でよく見かける焼き鳥や焼きイモだけでなく、野菜や総菜などを販売しているものもあります。こちらの記事では、これから移動販売を始めようとお考えの方に必要なことを紹介しています。移動販売の基本的な部分をサポートできる内容となっているので、ぜひご参考くださいませ。
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移動販売を始めるなら軽トラ一択!5つのメリットと1つのデメリットを紹介
移動販売で大切なのは「なにを販売するか」ですが、それよりも必要になるのが「移動販売車選び」です。軽バンや軽トラ・1t車などいろいろな車種があり、迷ってしまうでしょう。はっきりと言い切ってしまいますが、移動販売車は「軽トラ」一択です。理由として多くのメリットがあり、それを利用しない手はないからです。ひとつずつ解説をしていくので、一緒に見ていきましょう。
【メリット】キッチンを荷台に作るので立って作業ができる
軽バンやウォークスルーバン(荷台と運転席に仕切りがないタイプ)で移動販売をする場合、キッチンは車両内部に設置するので基本的に立ち作業ができず、体に負担がかかる姿勢になってしまいます。軽トラで移動販売をする場合、後ろの荷台にキッチンを置くことになるので立ち作業ができ、体に負担がかかる心配は少なくなっています。
【メリット】作業スペースが広い!2人でもラクラク
軽バンやウォークスルーバンなどの場合、車内の広さが限られているので1人しか入れません。軽トラの場合は荷台に設置することから広くなっているので、2人でも余裕をもって作業がおこなえます。このことから、2人で移動販売を考えているなら軽トラがおすすめです。
【メリット】コンパクトな車体で出店場所に困らない
中型以上のバンやトラックを移動販売車にした場合、出店場所を探すのに苦労することが考えられます。それ以外にも、道が狭いと通り抜けるのが難しいこともネックといえるでしょう。軽トラなら車両が小さいので、多くの場所で出店できる可能性があります。また出店場所までの道が狭くても、スイスイと通り抜けることが可能な点も強みです。
【メリット】交通費が抑えられる
出店場所が遠い場合、当然ですが走る距離は長くなるのでガソリン代も考えなければならず、時には高速道路を利用するかもしれません。軽トラの燃費は他に比べて良いのでガソリンを入れる頻度が減るだけでなく、高速料金も軽自動車の料金で利用できるので、交通費を抑えることが可能です。
【メリット】軽トラ最大の利点!維持費がとにかく安い
移動販売車を軽トラにすることの最大の利点が「維持費がとにかく安い」点です。自動車税や重量税、自賠責や任意保険・車検など、他の車両と比べるとかなり安く済み、年間20万円ほどの維持費で済みます。
【デメリット】積み込み量が少ないのは唯一のデメリット
中型バンやトラックと比べ、積み込める量が少ないのは軽トラ唯一のデメリットです。商品を提供できる数に限りがあるので、売上にも上限がある点に注意をしましょう。
移動販売を始める前に必要なこととは?
移動販売車も商品も用意すれば、明日からでも始められる訳ではありません。きちんと手続きをしなければならず、違法となることもあります。そのようなことにならないよう、移動販売を始める前に必要なことを3つ解説していきます。
開業届は必須!
移動販売を始める前に「開業届」は必須で、税務署に提出する必要があります。郵送やインターネットでも可能なので、時間を取って窓口に行かなくて済みます。
事業形態によっては資格の取得も必要
加工や調理した商品を提供する場合、「食品衛生責任者」の資格を持った人がいなければなりません。調理師や栄養士の資格があれば必要はなく、講習を受ければ1日で取得が可能です。講習会は満席になると受けられないので、早めに受講するようにしましょう。
販売をする場所の使用許可も忘れずに
移動販売は好きな場所で、いつでも気軽におこなっていいわけではありません。役所やイベントを運営しているところで使用許可を取る必要があるので、こちらも忘れずにおこないましょう。
はじめての移動販売ならレンタルやリースもおすすめ
移動販売を始めたいけど購入するのに不安な方や、月に数回だけ営業をしたい方はレンタルやリースをおすすめします。
レンタルには必要な設備がある程度そろっているので、すぐに営業を始められるだけでなく、どのような物が必要か分かるので勉強にもなるでしょう。レンタルは短期と長期があり、短期の場合は平日と土日祝日で変わりますが、1日3万円~10万円が相場となっています。
長期の場合はレンタル会社によって異なり、半年レンタルで30万円程度に抑えられることもあります。短期レンタルをするよりも安くなる傾向が特徴です。半年~1年以上レンタルする場合、中古のキッチンカーが買える金額になることもあるので注意をしましょう。もし長期でレンタルをするならば、リースがあります。リースは定額なだけでなくさまざまな諸費用が込みで借りられるので、こちらを検討しましょう。
まとめ
移動販売は軽トラがおすすめであり、さまざまなメリットがあります。とくに維持費が抑えられるのは大きく、はじめての移動販売に適しています。車と商品があればすぐに始められるわけではなく、事前に必要な届け出や資格などがある点に注意が必要です。もし購入に不安があったり、月に数回だけの営業だったりの場合は、レンタルやリースもおすすめです。長期レンタルだと高額になりやすいので、リースも検討しましょう。
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