運転席と助手席の後ろが荷台になっている軽トラックは農業や林業など、作業用のトラックとして重宝されています。近年、その荷台スペースを利用することにより、これまでにはなかったようなさまざまな用途に使われるようになってきました。軽トラックの荷台を活用する方法は無限と言っては大袈裟かもしれません。しかし、軽トラックの荷台には多くの可能性が秘められています。今回はそのような軽トラックの荷台について、その大きさやさまざまな使い方を紹介します。
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軽トラの荷台はどのくらいの大きさ?
いくつものメーカーが軽トラを発売していますが、その荷台の大きさにはほぼ変わりありません。それぞれ、長さ1940mm、幅1410mm、高さ290mm前後です。サイズ表記だけでは大きさが想像しにくいかもしれません。実際にどのくらいのものが積めるのかを説明していきましょう。
ポリタンクは40個積める
軽トラの荷台には20リットルのポリタンクであれば40個ほど積めます。
ビールケースは60個積める
軽トラの荷台にはビールケースであれば60個ほど積めます。
コンテナは50個積める
軽トラの荷台にはみかん用のコンテナであれば54個ほど、りんご用コンテナであれば48個ほど積めます。
軽トラの荷台のさまざまな使い方
軽トラの荷台の大きさについておわかりいただけたところで、ここからはいよいよ軽トラの荷台のさまざまな使い方を紹介していきましょう。
荷台ボックスを使う
荷台ボックスは軽トラの荷台に載せて使う、コンテナ型の収納箱です。大切な荷物を雨から守るだけでなく、荷台の上をすっきり見せられます。また、高価な品物をむきだしにしないことで、盗難防止にも役立ちます。荷台ボックスは荷台の幅にちょうど合ったサイズのものであれば、固定する必要はありません。サイズが合わず、置いただけでは荷台ボックスが固定できない場合は、ゴムロープなどで固定すると良いでしょう。
キャリアをつける
乗用車の屋根の上に設置して荷物を載せられるようにするキャリアですが、軽トラにもキャリアをつけることで、荷台スペースをより有効に活用できます。荷台にさまざまな荷物を載せたうえで、キャリアにはしごや釣竿、サーフボードや自転車などを載せられるようになるのです。
屋根をつける
軽トラの荷台スペースの上に屋根をつけることにより、荷台スペース使用方法の幅が広がります。荷物に雨があたるのを防ぐのはもちろん、停車した際に屋根の下に商品を並べてカフェや雑貨店のように使ったり、停車中の休憩に際のくつろぎスペースとして使ったり、などの使い方が可能です。荷台スペースの屋根はステンレス製のパイプで作った柱などに防水性のあるカバー、塩化ビニール板などをとりつけることでできあがります。
キッチンカーにする
荷台スペースに水道や調理台などのキッチンスペースを作り、テイクアウト販売用のキッチンカーに改造する需要が増えています。新型コロナウイルスの流行以降、レストランなどの店内での食事に制限がかかったり、自主規制をかけたりするなどの経緯があり、店主も顧客もテイクアウトへ移行するようになったのです。そして、移動できる店舗である軽トラキッチンカーの存在には近年、大きな注目が寄せられています。
軽トラの荷台のキッチンスペースに使われる素材には、軽量で耐水性と耐久性の高いFRP(繊維強化プラスチック)や、温もりがありナチュラルな雰囲気になる天然木などさまざまあります。なお、軽トラキッチンカーを使って移動販売を行う場合、自治体の保健所から営業許可を取得する必要があるので注意が必要です。
キャンピングカーにする
車中泊が大ブームとなっている近年、軽トラをカスタムしたキャンピングカーへの注目や需要も高まっています。軽トラの荷台を使っただけのキャンピングカーは不便だったり、狭かったりするのではと思われるかもしれません。しかし軽トラの荷台スペースには、ベッドはもちろん、調理スペース・デスク・収納スペースなども作れます。
また、一度に4人寝られるスペースを確保できることもあります。さらに、太陽光発電ができるソーラーパネルや蓄電池を利用することで、電力にも困らないキャンピングカーとしても利用できるのです。ですから、照明のほかコンセントも備え付けることが可能で、ドライヤーなどの家電も使用でき、快適なキャンプ生活が送れます。
たしかに、大型のキャンピングカーは広く、トイレやシャワーなどの設備も備え付けられています。しかし、軽トラックは大型キャンピングカーよりも小回りが利くため狭い山道も走行しやすく、また駐車をスペースとりません。さらに、軽トラックは燃費も良いのでガソリン代を抑えられます。そのため、軽トラックのキャンピングカーの人気は非常に高いのです。
まとめ
軽トラックの荷台は、その大きさから、さまざまな用途でのカスタマイズが可能です。「株式会社Lanps」ではトラックや軽トラックの荷台カスタムやタッピングを承っています。「キャンプやフェスへのお出かけをさらに快適に、楽しくするためにトラックの荷台をカスタムしたい」「仕事用の軽トラの機能性を上げたい」など、ご要望はお気軽にお問い合わせください。