軽トラに幌を取り付けることで、荷台の荷物を雨の日でもぬらさずに運べます。また近年では、軽トラでキャンプするスタイルも注目されています。この場合、荷台に幌を取り付ければちょっとした居住スペースを簡単に作ることも可能です。軽トラの幌ですが、通販サイトなどで購入することもできます。しかし中には自作の幌を軽トラに取り付けている人も少なくありません。この記事では、軽トラの幌を自作する方法などについて詳しくご紹介します。
軽トラに自作の幌を取り付ける際のポイント
軽トラに自作の幌を取り付けるにあたって、注意しなければならないポイントがいくつかあります。場合によっては車検に引っかかってしまう恐れもありますので注意しなければなりません。
幌を自作するのは可能か?
軽トラ用の幌を自作するのは決して不可能ではありません。普段からDIYをやっている人であれば、その延長線で制作することは可能です。極端な話、ブルーシートをかぶせれば即席の幌を作り出すこともできます。またパイプや木材などで骨組みをすれば、高さのある幌を制作することも可能です。
ただし骨組みをする場合には、接続の作業には注意してください。しっかり組み合わせないと、運転中に幌が崩れる、外れるといったことも起こりえます。もし自作するのであれば、実際に作った人のやり方を参考にするといいでしょう。動画サイトやブログなどで、自作の幌の作り方について解説しているものも見られます。
サイズに注意
軽トラの幌は荷台に乗せているという扱いになります。積載物なので、とくに問題はありません。ただしもしサイズが規定を満たしていないと、改造車扱いにされてしまう場合があります。もし改造車と認定されると、そのままでは車検に引っかかってしまう恐れがあるので注意してください。構造変更の手続きをしないといけなくなるなど、面倒な手続きを経なければならなくなります。
積載物として認められるのは長さが軽トラの全長+1/10までです。また幅に関しては車幅を超えない範囲で設置しないといけません。高さは車体と含めて2.5メートルまでと規定されています。これらの条件を超えると、車検を通せなくなるかもしれません。
幌をどうやって荷台に取り付けるのかも規定があります。積載物は荷台にのっけているという扱いとなります。ですから取り外しができるようにしておかないといけません。溶接やリベットを使って接続している、ボルトで固定している、接着剤で幌を取り付けている場合には積載物ではありません。構造変更の手続きをしなければならないので注意してください。
自作の幌の作り方について解説
軽トラの幌を自作する場合の注意すべきポイントの分かったところで、具体的にどう制作すればいいかについてみていきます。幌を自作するためには、いくつかアイテムを用意しなければなりません。ホームセンターなどで入手できるので、足りないものをまずは購入しましょう。
用意すべきもの
まずは荷台をかぶせるためのシートを用意する必要があります。もし値段重視であれば、養生シートなどで使われるターポリンがおすすめです。多少値が張っても耐久性を重視したければ、エステル帆布を準備しましょう。「トラックシート」で販売されているものがエステル帆布です。ブルーシートやレジャーシートでカバーする方法もありますが、劣化が進みやすく簡単に破れます。価格は最もリーズナブルですが、毎年張り替えるようなことになりかねないのであまりおすすめできません。
もし組み立て式の幌を自作する場合にはシートフレームも準備しないといけません。骨組みの形状は箱型と楕円形のものがありますが、より広いスペースを確保したければ箱型になるようなフレームを用意してください。フレームを自作するのであれば、単管フレームを用意するのがおすすめです。
作り方の流れについて
シート式の場合、荷台にかぶせるだけなので簡単です。組み立て式の場合、まずは骨組みを作る必要があります。荷台からはみ出ないように長さは調整しましょう。必要に応じてグラインダーなどで単管パイプをカットしましょう。そして単管パイプ用の金具を取り付けて、パイプをつなげていきます。そして荷台にはロープやゴムバンドを使ってしっかり取り付けます。もし運転中に外れると罰則の対象になりかねません。
骨組みが出来上がったら、あとはシートをかぶせるだけです。この時も運転中はがれないようにしっかり取り付けること、そしてシートが張った状態で固定することです。たるみがあると、雨水などが屋根で溜まってしまう恐れがあるからです。
まとめ
DIYについてある程度知識やノウハウを持っている人であれば、軽トラ用の幌を自作することは十分可能です。しかし大きさや取り付け方を誤ると車検を通せなくなるかもしれないので注意が必要です。
もし心配であれば、「株式会社Lanps」にお任せください。トラック荷台のカスタマイズ専門店で、オリジナル仕様のボックスを取り付けます。仕事用でもレジャー用でも、お客様の要望に合わせて制作いたします。自作に自信がなければまずはお問い合わせください。