軽トラを普段利用する中で気になるものといえば、荷台の荷物が風雨にさらされてしまうことです。シート型の幌を重ねる方法もあるものの、大量に乗せることもあるうえになるべく雨にさらされることは、避けたいことでしょう。選択肢に含まれるものは、組み立て式の幌です。しかし幌の組み立て自体自分でできるのか、今回は方法などを詳しく解説します。
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軽トラの幌の組み立て手順
組み立て式の幌は、十分に一人で設置が可能です。軽トラの荷台におけるカスタムの中では汎用性が高いものである幌は、組み立てに時間がかかります。軽トラの幌の組み立て手順について、順を追って説明しましょう。
事前準備
まずは組み立てを行う前の準備を行います。ここでしっかりと準備をしなければ、後々に響いていきますので入念に準備をしましょう。まずは必要なパイプなどがそろっているかどうかを確認します。パーツの不足がある場合には、問い合わせが必要になります。それぞれ必要分あることが確認できたら、続いて各パイプの長さ調整です。軽トラの荷台の高さに合わせて幌の高さの調整が必要なので、この時点ですべての高さを調整し、問題のないようにしておきます。
各パイプに必要なパーツを取り付ける
それぞれの高さをそろえたら、続いてパイプにパーツを取り付けるものがあった際には、パーツの設置も行います。ねじを締めてつける際にはゆるみがありますと、事故の原因にもつながりますので注意しましょう。
仮組み立て
必要パーツの準備が整ったら、軽トラの荷台の上で仮の組み立てを行います。実際に荷台の上で組み立てを行うことによって、組み立てる際のイメージを持ちながら仮組みを進めましょう。この際にイメージと異なる部分がある際には、修正を行ってください。そして仮組みで問題がなかった際には、それぞれの仮止めも進めていきます。おおよその骨組みができることで、完成形も見えてくるでしょう。
本組み
形ができあがりましたら、それぞれのねじをしっかりと締め、本格的な組み上げを進めます。この作業ではそれぞれのねじを確実に締めることが、大切になります。一本ずつ確実に固定してください。組みあがりが終わりましたら、その上に幌を重ねます。重ねた幌をゴムバンドで荷台下のフックに固定していくことで、幌の組み立ては完了です。以上のような流れで、組み立て式の幌の設営が終わります。実際に設置をした方はわかるかもしれませんが、この幌の設置には手間も大きいものです。人によっては大変に感じるかもしれません。以下では大変な手間を減らすためのポイントについても解説します。
軽トラの幌・組み立ての注意点
軽トラの幌の組み立て手順を把握していれば、そこまで大きな間違いはしません。しかし途中では注意した方がよいポイントも存在するので、それには注意しましょう。
パーツのミスをなくす
まず一番に防ぎたい行為としては、組み上げの際に必要なパーツが足りなくなってしまうことです。そのため、最初に必要パーツがそれぞれそろっていることを確認しましょう。また組み上げ途中でパーツの紛失をしてしまう可能性もありますので、パーツの置き場にも注意したいものです。
全体の組みあがりをイメージする
組みあがりがイメージできていれば、途中でそれぞれのパイプの高さが違っている、ねじを締めすぎているというミスは防げるでしょう。しっかりと組みあがりをイメージして、準備していきましょう。
幌があるからといって安全ではないことにも注意
幌は見た目には屋根ができていますので、防水性や防犯性に信頼を持ってしまうかもしれません。しかしそれぞれにはあまり強くないことも、注意が必要です。フレーム型の幌はしっかりとした形であり、シートだけの幌なら組み上げ自体は簡単といえるでしょう。しかし中身や幌の盗難の可能性もありますので、過信は禁物です。盗難の対策として荷台に溶接したいと考えるかもしれませんが、車検の関係上できないこととなっています。これら注意ポイントのうえ、幌を立てる際にも立ててからも注意ポイントが存在します。そこまでの手間を感じるのが苦痛な方のために、次では幌を簡単にする方法についても解説しましょう。
軽トラの幌の組み立てを簡単にするには
幌の組み立てには時間がかかるものです。この軽トラの幌の組み立てが面倒なのは実感しているかもしれません。この組み立ても簡単にする方法についても、解説していきます。
組立型ではない幌を使う
まずは組み立ての必要のない幌を使うという方法です。これは幌を設置する際に最も手間がかかる幌のフレームにて、組み立ての必要のないものを使用することで、手間を減らす方法です。ポピュラーなものとしては、シート型のものを使用することでかぶせるだけでも大丈夫場合もあります。または組み立ての手間が少ないものを使用しましょう。
業者に頼んでボックスを設置する
幌を自分で組み立てるのが面倒であれば、そもそもの作成を業者に一任してしまう方法もあります。ボックス型の荷台を設置することで天候の影響を減らしつつ、組み立ての幌に比べて積載量を増加し、なおかつ耐久力も向上するのです。軽トラを特定の目的にのみ利用する方には、この方法もひとつの手段となります。
まとめ
今回は幌の組み立てについて解説しました。幌は荷台の利便性を向上しつつ、設置にも難易度が高くないので広く普及しているカスタムです。利便性の高い幌は、設営に手間がかかることや防犯面などに問題があることもあります。幌の問題点を解決する方法として、軽トラの利用方法に合わせてカスタムをしましょう。
「株式会社Lanps」ではアルミでできた、ボックスの荷台カスタムも取り扱っています。幌に比べて利便性の向上もありますので、興味のある方はぜひとも一度お問い合わせください。