軽トラにキャンパーシェルを備え付け、キャンピングカー仕様にアレンジする「軽トラキャン」は、下記理由により近年注目が集まっています。
- キャンピングカーよりも低コスト
- 好みのデザインにアレンジができる
- シェルが取り外しできる
軽トラキャンパーシェルで理想の空間をつくり出すためには、DIYをする際に欠かせない性能などいくつかのポイントを抑えておくのがです大切です。
また、規定のサイズを超えないなど気を付けるべき点もあります。
そこで本記事では、軽トラのキャンパーシェルについて解説します。
軽トラのシャンパーシェルの利点やDIYのコツ、注意点などについて知りたい方は、是非参考にしてみてください。
Contents
軽トラのキャンパーシェルとは
軽トラのキャンパーシェルとは、軽トラックの荷台部分をキャンピングカーにアレンジすることを言います。
軽トラにシェルを装着させるものは、主に以下の2つです。
軽トラキャブコン | 軽トラにシェルを架装するタイプ |
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軽トラキャン | 軽トラに着脱可能なキャンパーシェルを備え付けるタイプ |
軽トラキャブコンの特徴は、居住スペースが広く複数人で楽しめる点です。
軽トラキャンは居住スペースが限られるため、人数も制限されます。
しかし、着脱可能なシェルは魅力的であり、少人数で快適におでかけを楽しむことが可能です。
軽トラのキャンパーシェルが注目されるワケ!3つの利点
軽トラのキャンパーシェルの利点は、主に以下の3つです。
- 低コストで手が出しやすい
- カスタマイズが自由自在に楽しめる
- シェル部分の着脱で臨機応変に対応できる
軽トラのキャンパーシェルの魅力についてそれぞれ解説します。
低コストで手が出しやすい
キャンピングカーと聞くと、車体や維持費にお金がかかるイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。
通常のキャンピングカーは約700万円掛かる場合が多いです。
しかし、軽トラは車の中でも比較的安く手に入れられ、新車でも100万円を下回るものもあります。
中古車であれば、より安く手に入れられるでしょう。
また、キャンパーシェルを自らDIYすれば、キャンピングカーよりもさらにコストを抑えることができます。
ちなみに、シェル部分は「積載物扱い」になります。
そのため、税金や保険料などは軽トラックをベースにするため、安く済ませられるのです。
キャンピングカーが欲しいけどコストを抑えたい方には、軽トラはおすすめです。
カスタマイズが自由自在に楽しめる
DIYができると、キャンパーシェルを自分好みにアレンジできます。
車体の見た目や内装の雰囲気など、こだわりを取り入れて「世界に1つだけのオリジナル空間」にすることもできるでしょう。
また、設備にかける費用などを自分で自由に考えられるため、予算に合わせた設計が可能です。
お金を掛けたい場所、節約したい場所など細かくこだわることで、納得の軽トラキャンパーシェルでおでかけできるでしょう。
軽トラのDIYを手がける情報など活用すれば、誰でも簡単にDIYが可能です。
カスタマイズが自由にできれば理想の空間が手に入れられ、軽トラでのおでかけがより一層充実するでしょう。
シェル部分の着脱で臨機応変に対応できる
軽トラのキャンパーシェルは、着脱が可能です。
車体と一体化せず好きなときに取り外せるため、状況に応じてカスタムができます。
例えば、平日はシェルを荷台から降ろして通常の軽トラとして仕事で活用することや、週末は、シェルを装着してキャンプ場へ行き、シェルを広げて楽しむことも可能です。
どこに行くにも軽トラ1台で簡潔するため、仕事用とプライベート用など目的に合わせて複数台車を用意する必要が無くなります。
また、シェル部分は居住スペースとして仮設住宅のように利用したり、軽トラは荷物の運搬に使ったりなどすれば、災害時にも活用できるでしょう。
生活スタイルに合わせて自在に使い分けられるのは、大きなメリットと言えます。
軽トラのキャンパーシェルを楽しむ!失敗しないDIYのコツ
軽トラのキャンパーシェルを楽しむには、失敗しないコツを知っておくのも大切なポイントです。
主な手順は、以下の通りです。
- 図面を作成する
- 材料を集めて下準備をする
- 材料を組み立てる
- 軽トラの荷台に組み立てたシェルを載せる
- 完成
はじめに、図面を作成しましょう。
車体の大きさや荷台のスペースなどを測り、大きさを把握します。
DIYで材料を選ぶ際は、木材ベースがおすすめです。
加工がしやすいため、初めての方も扱いやすいでしょう。
シリコンシーリング材や接着剤など必要な材料を集めたら、図面に合わせて加工していきます。
組み立て時のポイントは、すき間をしっかりと埋めることです。
ただし、始めからネジで固定することはやめましょう。
ボンドなどの接着剤で仮固定し、隙間ができないよう気をつけながら少しずつ組み立てていくことが大切です。
出来上がったキャンパーシェルは、慎重に軽トラの荷台に乗せます。
サイズが違うとうまくはまらず作り直しになるため、図面作りだけでなく材料の組み立て時にもサイズを何度も確認するのがおすすめです。
軽トラキャンパーシェルに求められる性能やこだわり
軽トラキャンパーシェルに求められる性能は、主に以下の通りです。
- 着脱のしやすさ
- 素材選び
- 内装デザイン
- 配線設備
軽トラシャンパーシェルで特に大切なのは、シャンパーシェルの着脱のしやすさです。
複数人いないと取り外せないなど複雑な仕様では、軽トラの良さが活かせません。
1人で取り外ししやすい仕様であれば、負担が少なくより楽しめるでしょう。
また、素材選びでは断熱材を使用するのがおすすめです。
夏は涼しく冬は暖かく、どんな場所にいても快適に過ごせるでしょう。
室内に木材風のクロスを使えば山小屋で生活しているような雰囲気を楽しめるなど、室内デザインの違いでイメージが大きく変わるため、色や素材にこだわりましょう。
そして、配線設備も重要なポイントで、快適空間を演出するために、生活を想像しながら組み立てて配線箇所を確認するのが良いです。
キャンパーシェルを楽しむ際の3つの注意点
軽トラでキャンパーシェルを楽しむ際に大切な注意点は、主に以下の3つです。
- 規定の積載サイズを超えないよう気をつける
- 車への配慮を忘れない
- 走行中シェル部分は使用できない
注意点を把握しておけば、未然にトラブルを防げるでしょう。
規定の積載サイズを超えないよう気をつける
軽トラのキャンパーシェルは「積載物」です。
そのため、荷台に載せられるサイズは道路交通法で規定されています。
道路交通法で定められている積載サイズは、以下の通りです。
長さ | 車両全長の10分の2まで |
---|---|
高さ | 地上から2.5mまで |
幅 | 車両の幅の10分の2まで |
上記のサイズを超えた場合、道路交通法違反とみなされます。
軽トラのキャンパーシェルを楽しむためにも、規定を超えないよう注意しましょう。
他車への配慮を忘れない
軽トラでキャンパーシェルを楽しむ際は、他車への配慮も大切です。
例えば、周囲の車の視界を妨げるようなデザインは控えましょう。
キャンパーシェルをDIYする場合は、他車の運転の邪魔にならないかもチェックすることが大切です。
また、走行中にシェルが落下してしまうと後方や周囲の車を巻き込み大事故につながる場合があります。
シェルを乗せて運転する際は、シェルを金具でしっかりと固定しましょう。
運転する前に、シェルがきちんと荷台に固定されているかを一度確認してから車を走らせることが大切です。
走行中シェル部分は使用できない
キャンパーシェルは快適ですが、車を走らせているときはシェル部分を使用することはできません。
「走行中はシェル部分を使用できない」ということは、「シェル内に人は乗車できない」ことを示します。
軽トラにシェルを乗せていても、乗車人数は「2人まで」です。
シェルに人を乗せて走行した場合、危険運転とみなされたり、大けがにつながったりなどさまざまなトラブルを招くでしょう。
軽トラのキャンパーシェルを複数人で楽しみたい方は、目的地についてエンジンを切ってからにしましょう。
軽トラにキャンパーシェルを組み合わせておでかけを楽しもう!
軽トラをDIYしてキャンパーシェルをつければ、キャンピングカーのような快適空間がつくれます。
キャンピングカーよりも本体自体が低価格で手に入れられ、外装や内装など自由にアレンジできるのが人気のポイントです。
また、シェル部分が取り外せるため軽トラ1台で臨機応変に対応できるのも魅力の1つと言えるでしょう。
軽トラのキャンパーシェルをDIYしたい方には、Lanpsの活用がおすすめです。
Lanpsを利用すれば簡単にDIYができるため、初めての方でも安心して理想空間をつくれます。
キャンピングカーのような楽しさを低コストで手に入れたい方は、キャンパーシェルを装着した軽トラで快適空間を実現させましょう!